樹脂製品

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樹脂と鋼材を組み合わせた「アルミ複合ポリエチレン管」

テクノフレックスは金属製管継手の性能と品質を高めるだけでなく、使用素材の転換・選択にも注力してきました。その取り組みの結果生まれたのが、樹脂と鋼材を組み合わせた「アルミ複合ポリエチレン管」です。樹脂と鋼材両方の特長を兼ね備えたこの製品は、従来のポリエチレン管の問題点であった「酸素透過による機器の腐食」を改善すると共に、軽量、曲げ形状の保持、高耐食製など数多くの優れた特性を有しています。

テクノフレックスはこのアルミ複合ポリエチレン管を使用したスプリンクラー設備向けの管継手を「スマートSP」として市場に投入。一般財団法人日本消防設備安全センターの登録商品であるスマートSPは、多口継手(ヘッダー)と合わせて使用することで、従来の金属スプリンクラーの2倍の面積をカバーします。また金属分岐管の使用量が減ることで配管の重量が減少し、耐震性が従来に比べ大幅に向上しました。

樹脂配管「スマートパイプシステム」

テクノフレックスは給水、給湯の衛生配管や冷温水配管の空調設備に適用する樹脂配管「スマートパイプシステム」を提案しています。スマートパイプシステムには、高グレードの高機能エンジニアリングプラスチックであるポリフェニルサルフォンプラスチック(PPSU)が使用され、簡単かつ確実な配管を可能にしています。

海外メーカーとの技術提携や安全検証機関の設置

いわば樹脂と鋼材の“いいとこ取り”をしたアルミ複合ポリエチレン管は従来の鋼管や架橋ポリエチレン管に比べ、軽量で曲げ形状の保持が可能など、多くの特長を持っています。
特筆すべきは、製造全行程のCO2排出量が鋼管と比較し、大幅に削減できること。
今後は集合住宅や戸建て住宅における給水・給湯配管やスプリンクラー配管として需要拡大が見込まれています。
当社はアルミ複合ポリエチレン管の自社生産をすでに開始し、オランダのワービン社と技術提携を結びました。