テクノフレックスの品質管理

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水道やガスなどのライフライン、半導体製造用クリーンルームにおける真空配管、発電所や製鉄・石油化学プラントの配管、火災の被害を最小限に抑えるスプリンクラーなど、テクノフレックスが提供する各種製品には、過酷な使用環境に耐えうる高い品質と、耐久性、耐熱性、耐候性などの優れた特性が求められます。

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テクノフレックスは卓越した生産技術を駆使して高品質な製品を短納期でご提供――。ガスや特殊な流体の漏れはライフラインの損壊やプラントの操業停止など、重大な結果を引き起こすため、ステンレス製フレキシブルホースや伸縮管継手はすべて「全品検査」されたのちに出荷されています。また調達資材の検査から出荷前検査まで、重層的な検査体制を整え、品質管理の徹底を図っています。グローバル企業の必須条件である品質管理システムの国際基準ISO9001は全事業所において取得済みです。
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テクノフレックスにおける品質管理の要となっているのが品質保証部です。品質保証部は、熊本、新潟、千葉の各品質保証課と連携しながら、製品品質の向上に取り組むと同時に、経年劣化や不具合などに関するお客さまからの照会に対して的確な解決策をご提案し、信頼関係の維持に努めています。テクノフレックスではさらに、品質管理の前提として「6S活動」を推進しています。6Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、しつけ、安全(Safety)の頭文字をつなげたもの。日々の心がけや小さな配慮の積み重ねが、納期の短縮化や製品品質の向上に結実しています。

ASME-NPTスタンプの取得が物語る万全の品質管理体制

社会のインフラを支える「ものづくり」企業であるテクノフレックスグループにとって、技術と品質に対する取り組みは、企業存続の鍵を握る最重要命題であるといっても過言ではありません。創業以来40年以上にわたる継続的な技術開発の歴史と実績、そして品質向上への飽くなき挑戦が、お客さまからの篤い信頼と業界内外における今日の高い評価につながりました。

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テクノフレックスの高度な品質保証体制の象徴であり信頼の証と言えるのが、2014年9月のASME-NPTスタンプの取得です。ASME-NPTスタンプは、ASME(米国機械学会)が厳格な基準に基づいて原子力発電所向けの配管や機器などを審査・認証するもの。3.11フクシマ以降、原子力によるエネルギー生産の殆んどが休止となっていますが、万一の不具合も許されない原子力分野での認証取得は当社の品質管理能力の高さを証明するものと自負しています。
※現在、当社はASME-NPTの維持継続を中止しています。

テクノフレックスは卓越した技術力と品質管理能力、そこにコスト競争力と開発・生産・流通のスピードを加えた総合力で、顧客企業の多様なニーズに対応します。今後は、プロダクト戦略の明確化と営業人員のセールスエンジニアリング化によって、製品展開力と顧客ニーズへの対応力を一段と高めていく計画です。

(注)ASMEとは、米国機械学会(The American Society of Mechanical Engineers)の略称で、機械工学分野の規格化・標準化を推進している民間団体。ASMEが発行する「ボイラー及び圧力容器規格(BVC)」等は、現在アメリカをはじめ多くの国々で権威あるものとなっている。