はじめに、当社の創業者であり取締役会長でありました前島崇志氏の逝去に際しましては、非常に多くの方から温かいお言葉を頂戴し、グループ一同、大変励まされました。心から御礼申しあげます。
株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。
さて、2024年12月期は、前期から続く物価上昇と円安により、非常に厳しい事業環境でした。そうした中で、当社グループは、利益の回復を最重要課題とし、業務効率の向上、原価低減および適正利益の確保に努めました。海外では、半導体関連を中心に収益を伸ばすことができましたが、国内では、利益の回復は進んだものの、半導体関連の市況回復に時間を要したこと、大型産業用ロボットの市況低迷が長期化していること等から、目標には届きませんでした。
2025年12月期は、引き続き利益の回復を最重要課題として取り組んでまいります。新千葉工場が2025年1月に稼働しましたので、国内外の工場から新千葉工場への移管・集約を進め、効率化とコスト削減を加速いたします。半導体関連では、北海道千歳市で建設中の先端半導体工場に対応して建設した北海道工場が、当期の収益に貢献するものと思われます。また、既存顧客の半導体工場でも、昨年後半から設備投資が再開されており、当期は、国内の半導体関連市場も好況が見込まれますので、確実に利益を積み上げてまいります。
皆さまにおかれましては、今後とも、より一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。
代表取締役社長