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異形管と可撓管について

管路は常時、内圧推力(有効断面積×内圧力)により、引張力が作用しています。
埋設管路では、鉛直荷重による拘束力が抵抗力として働き、管の移動を防止しています。
しかし、異形管部では、内圧推力の合成力が不平均力となり、曲り角度の大きさに比例して作用します。

管路の連続性(一体化)が維持されている場合は問題ありませんが、不等沈下対策として、可撓管を異形管近郊に設置する場合、抵抗力に釣合う直管長さか、異形管防護工を必要として、計画の変更や、防護工による二次圧密の誘因や、工期および費用に問題があります。
ここで、可撓管をタイロッド等で離脱防止構造とすれば、防護工が省略でき、しかも連続性が保たれ沈下対策が図れます。

基本的な考え方

不平均力に対する抵抗力としては、管と土との摩擦力と地盤反力が考えられます。