露出配管の伸縮量と推力について
伸縮管を有効に使用する為には下記を考慮してください。
1. 伸縮量の算出
伸縮量は最大温度変化幅を基に下表より求めます。
日本水道協会技術資料
WSP007
水管橋設計基準引用
地域 | 気温 | 設計温度範囲(添架管) | 直射日光を受ける場合の 設計温度範囲 |
寒冷地域 | +40 ~ -20℃ | |40|+|-20|= 60℃ | |61|+|-20|= 81℃ |
その他 | +40 ~ -10℃ | |40|+|-10|= 50℃ | |61|+|-10|= 71℃ |
直射日光を受ける場合の最高温度は下式により求めます。
Tmax.=4+ 27 19 t ⊿ℓ=α・T・ℓ |
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2. 軸方向推力
伸縮管が有効に作動するためには、両端に固定点が必要です。
固定点には下記の力がかかります。
JIS
B2352「ベローズ形伸縮継手」引用
伸縮管による内圧推力:Fp(N) | Fp=兀/4・Dm2・P Dm : ベローズ有効径(mm) P : 設計圧力(MPa) |
伸縮管反力:Fx(N) | Fx=K/n・⊿ℓ K : ベローズばね常数(N/mm/山) n : ベローズ山数(山) |
固定反力:F(N) | F=Fp+Fx |