
これまで布設替えを行いたくてもできなかった箇所、特に都市部の交通量が多い国道や軌道下の横断管、商店街の狭隘道路の埋設管等については、従来工法ではなかなか更新が難しいとされていました。SDF工法(既設管路に90度曲管部が存在しても、その形状に追従して管内に引き込むことができるステンレス・フレキ管内挿工法)の採用によりこれらの問題をクリアにすることができました。


- 既設管の埋設角度(最大90度)を選ばず引き込み挿入可能です。
- ステンレス鋼材を使用していますので、耐久性に優れています。仕様に応じて単位長さを自由に設定できるので、継手箇所が少なくなり、管路品質も向上します。
- 主部材にSUS316L(チューブ)、SUS316(管部)、その他部材にSUS304を使用しておりますので腐食に対して高い耐食性があります。
- チューブ外装をステンレス鋼線で編み込んだブレードで保護しており、外部からキズ・打痕等を保護すると共に内圧力及び外部からの引張荷重に対して耐性があります。
- 泥水や砂等がチューブの間に付着しない様にブレード外装に防食テープを巻くことで保護しております。
- 引き込み時に既設管とフレキ管との摩擦低減及びキズ防止のため、防食テープを巻いた後に、仕上げとしてポリエチレンスリ-ブを巻いております。

![]() |
|

呼び径 (A) |
フレキ管 | 既設曲管(DIP・CIP)の呼び径(mm) | ||||
最大外径 (kg/m) |
曲げ半径 (kg/m) |
単位重量 (kg/m) |
||||
45°以下の 配管 |
DIP 90° | STW 90° | ||||
80 | 120 | 300 | 3.80 | 150 | 150 | 200 |
100 | 145 | 400 | 4.60 | 200 | 200 | 200 |
125 | 170 | 400 | 6.00 | 200 | 200 | 200 |
150 | 200 | 400 | 7.70 | 250 | 250 | 300 |
200 | 250 | 550 | 13.3 | 300 | 300 | 500 |
250 | 300 | 600 | 23.3 | 350 | 400 | - |
300 | 360 | 700 | 29.3 | 400 | 500 | - |
350 | 400 | 800 | 42.0 | 500 | 600 | - |
400 | 460 | 900 | 48.4 | 600 | 700 | - |
横浜市水道局殿 300A |
横浜市水道局殿 300A(引き込み施工中) |
|
![]() |
![]() |
東京水道局殿 400A |
東京水道局殿 400A(引き込み施工中) |
|
![]() |
![]() |
岸和田市上下水道局殿 125A |
岸和田市上下水道局殿 125A |
|
![]() |
![]() |
内挿ステンレス・フレキ管 350A 曲管通過試験 |
||
![]() |
600A(45度・90度)の摸擬配管に350Aの内挿ステンレスフレキ管を挿入・引き込み実証実験状況です。 |