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SDF工法用 ステンレス・ダイナミック・フレキ管内挿工法

SDF工法とは

従来の既設管内挿入工法では施工できない曲がり管を含む中小口径の既設経年管にステンレス・フレキ管を引込み、管路更新工事を行う新工法です。この工法は、軌道下や河川下の伏越し配管、交通量が多い道路の横断や他企業の埋設物が輻輳している場所など、開削が困難な場所に布設されている既設管の更新に有効です。

施工イメージ

SDF工法のメリット

  • 既設管の曲がり角度を選ばず挿入可能なため、立抗等の築造が他工法と比べて少なくて済みます。
  • 長尺管の製作が可能であるため、施工時間の短縮が図れます。
  • 発信立抗、到達立抗とも他工法と比べて形状を小さくできるため、路面の復旧面積、建設発生土、産廃物の発生が少なくて済みます。
  • チューブはSUS316Lを使用しているので、長期耐食性、耐久性に優れています。
  • 腐食によるさびこぶ等の発生がなく水質にも影響を与えません。
 

技術資料

近年、耐震化の更新工事を進めるうえで施工困難箇所での、SDF工法の需要が高まっていることから、新たに口径600mmを開発しました。日本水道鋼管協会では、技術資料の見直しを図り、WSP 074-2020「ステンレス・フレキ管による中小口径管路更新工法(SDF工法)計画・施工指針」を改正しました。

第1章 ステンレス・フレキ管
第2章 計画
第3章 施工

 

単位:mm

SDF管寸法・単位質量表(参考*) 通過可能な既設管口径(参考*)
口径 ΦD ΦI.D ΦO.D 単位質量(Kg/m) 90°曲管 45°以下曲管
80 Φ89.1 Φ77 Φ125 5.5 150 150
100 Φ114.3 Φ101 Φ145 6.6 200 200
125 Φ139.8 Φ127 Φ180 7.7 200 200
150 Φ165.2 Φ150 Φ205 9.9 250 250
200 Φ216.3 Φ199 Φ250 14.0 300 300
250 Φ267.4 Φ249 Φ305 22.6 400 350
300 Φ318.5 Φ299 Φ355 29.7 500 400
350 Φ355.6 Φ334 Φ410 39.4 600 450
400 Φ406.4 Φ377 Φ465 47.5 700 600
500 Φ508.0 Φ484 Φ575 65.4 800 700
600 Φ609.6 Φ586 Φ675 89.1 800 800
*上記の数値は参考値といたします。通過可能な既設管口径は、既設管がダクタイル鋳鉄管の場合を示します。