ヘンシンフレキ 「キリマワシフレキ」シリーズ
(社)日本水道協会 認証登録品
ヘンシンフレキは、地盤沈下および耐震を考慮した埋設用可撓管継手です。
従来のダク製伸縮可撓継手やベローズ式伸縮管と比較して軽量、コンパクトで施工性、経済性に優れており使用条件に合わせた設計が可能です。
ヘンシンフレキの使用個所
ポンプ場、沈砂池、沈でん池、ろ過池、配水池、軟弱地盤、地層の境目、構造物との接続部、水管橋と配管の接続部
製作範囲
- 口径
- 40A~350A
- 接続金具
- フランジ、K形継手、NS形継手、塩ビ管継手、ポリ管継手、パイプエンド
(口径300A以上はフランジ、パイプエンドのみ) - 標準長
- 偏芯量に応じた長さを設定しています。
(同じ偏芯量でも接続金具により全長が違います)
ヘンシンフレキと従来形製品の機能性比較表
比較項目 | ヘンシンフレキ | 従来の継手 |
製品コスト | 1 | 1.5~2.7倍 |
トータルコスト | 1 | 1.8~3.0倍 |
製品の重量 | 1 | 3.2~3.5倍 |
施行性能 | 人力で簡単に曲がり、 芯合わせが容易にできる |
重機、チェーンブロック等がないと 取り付けできない |
耐震動性能 | 大きな振動を吸収できる | 振動吸収を目的としていない |
可撓性能 | 90°以上限界値なし | 最大20°が限界値である |
※変形率及び曲げ応力度は、何れも許容値以下であり、問題ありません。
浅層埋設耐土圧荷重
埋設用フレキシブルメタルホース「キリマワシフレキ」に作用する土圧荷重、自動車荷重等によってフレキに生じる横方向(扁平方向)変形量と曲げ応力度をWSP規格「水道用埋設鋼管の管厚計算基準」に準じて算出し、この結果を材料の許容応力及び許容変形率と比較し、強度の安全性を確認します。
WSP規格により安全性を確認できれば、水道用鋼管の埋設可能な場所での「キリマワシフレキ」の使用には問題ありません。
口径(A) | 80 | 100 | 150 | 200 | 250 | 300 | |
仕様 | 許 容 応 力 (N/cm2) | 11,900 | 11,900 | 11,900 | 11,900 | 11,900 | 11,900 |
許容変形率(%) | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | 5.0 | |
比較 | 変 形 率 (%) | 5.0 > 0.023 | 5.0 > 0.043 | 5.0 > 0.074 | 5.0 > 0.105 | 5.0 > 0.159 | 5.0 > 0.213 |
曲 応 力 度(N/cm2) | 11900 >1167 | 11900 >1852 | 11900 >2583 | 11900 >3056 | 11900 >4168 | 11900 >4940 |
※コスト比較は150A(偏芯300mm仕様)で比較しております。
ヘンシンフレキの使用例

高低差の施工例

芯ずれの施工例

許容変位量に対するフレキ可撓部(CL)長さ
CL:金具長を含まないフレキ可撓部の長さ
単位 mm
口径(A) | 最小曲 半径(R) |
許容変位量(Y) | ||
100mm | 200mm | 300mm | ||
40 | 210 | 500 | 700 | 800 |
50 | 250 | 600 | 800 | 900 |
(75)80 | 300 | 600 | 900 | 1000 |
100 | 400 | 700 | 1000 | 1200 |
150 | 400 | 800 | 1100 | 1300 |
200 | 550 | 900 | 1200 | 1400 |
250 | 600 | 1000 | 1300 | 1600 |
300 | 700 | 1100 | 1500 | 1900 |
350 | 800 | 1300 | 1700 | 2100 |

1.上記表の寸法はフレキの可撓部(CL寸法)です。
2.全長(AL)の算出方法は、フレキ可撓部(CL)に両端の金具長(P)を加えた長さです。
3.金具長(P)は「形状別金具長(P)一覧」を参照して下さい。
4.全長の決定は、10mm単位は切上げて100mm単位にして下さい。