
ご使用の前に必ず、下記の注意事項をお読みください。
個々の製品における使用上の注意事項は、各型式頁に記載されておりますので、必ずご確認ください。
1.製品選定
- 次の流体には使用できません。
●ナトリウム●カリウム●リチウム●フッ素●3フッ化塩素
高温時に特に危険な流体
●水酸化ナトリウム●水酸化カリウム●シボラン●塩化アルミニウム●アンモニア●アミン●イミン - 腐食性ガス、沿岸付近などの環境で使用の場合、外層ブレイドに腐食が生じる場合があります。
- 適用法規を確認してください。適用法規のラインに使用する場合には適用法規に合った製品を選定してください。
- 使用圧力を確認してください。許容圧力を超えた使用はホースの破壊につながります。
- 使用温度を確認してください。ホースは使用温度により耐圧強度が異なります。また、設計温度を超える熱が加わると熱分解により有毒ガスが発生し危険です。
- 使用目的を確認してください。配管の心あわせ、防振、地盤沈下対策など目的に合った製品を選定してください。不明な場合には必ずご相談ください。
- ホース全長または許容変位量を確認してください。
許容変位量を超える使用はホースの寿命を低下させます。適切な長さを選定してください。
2. 製品取り付け
- 取扱い説明書が付属されている場合には、説明書に従って取付けを行なってください。
- 配管接続の際、極度に曲げないで下さい。曲げ部分の半径は、「最小曲げ半径」を下まわらないようご注意ください。
- ストレートチューブ仕様のホースの場合、極度な曲げはホースを折ってしまいます。一度折れると、基に戻らず折れた部分が破断し危険です。
- 配管接続の際、ねじれを避けてください。ホースでねじれは吸収できません。フランジ型の場合には固定フランジ側から接続してください。また、ねじ型の場合には増し締めなどでホースをねじらないようご注意ください。
- 圧縮して取り付けないで下さい。ブレイド付ホースの場合、ブレイドは重要な耐圧部材です。圧縮して取付けた場合、ブレイドに充分なテンションが加わらず、ブレイドが脹らんだ状態での運転は、チューブの強度が極度に低下し危険です。
- ガスケット(パッキン)を確認してください。ガスケット(パッキン)を用いる製品はガスケット(パッキン)が装着されている事を確認してください。
- 専用ガスケット(パッキン)をご使用ください。
一部の製品にはガスケット(パッキン)が標準付属されています。専用ガスケット(パッキン)ですので、付属品を必ずご使用ください。標準付属品以外のガスケット(パッキン)をご使用されますと、漏れる場合があります。材質変更など交換を行なう場合には、ご連絡ください。
3.運転
- ホースを接続する機器、配管などは必ず強固な固定を行なってください。
ホースに圧力が加わると過大な荷重が生じます。機器を損傷させないよう、ご注意ください。 - 試験圧力を守って下さい。試験圧力は許容圧力の1.5倍以内としてください。
- 衝撃を与えないで下さい。急激な圧力上昇はホースを傷めます。
バルブなどの開閉は充分にご注意ください。 - 逃し弁などの対策を行なってください。夏期などの温度上昇に伴い流体体積が変化する可能性のある配管では、圧力上昇による破壊の危険がありますのでご注意下さい。
4.保管
- ホースは、屋内での保管を行なってください。
湿気を避け、雨水などが直接かからないよう充分な養生を行なってください。 - ホースの付近で作業を行なう場合には、アーク、スパッタ、重量物が掛からないよう注意してください。
5.破棄
- フッ素樹脂製品を破棄する場合には、必ず専用の回収業者に委託して破棄してください。
- フッ素樹脂製品に最高使用温度以上の熱が加わると熱分解により有毒ガスが発生し危険ですので、焼却しないでください。